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楽しみにしていたシリーズー家族狩り
2008年 08月 12日 (火) 01:13 | 編集
2週間ほどで一気に読んだ。

幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)
(2004/01)
天童 荒太

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遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)
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贈られた手―家族狩り〈第三部〉 (新潮文庫)贈られた手―家族狩り〈第三部〉 (新潮文庫)
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巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)
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まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)
(2004/05)
天童 荒太

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今自分がちょうど、家族について考えさせられる状況にあるところだから、
ズシッとくる部分が多かった。

小説の中だけでの出来事、ではなく、
登場人物と同じように、家族や学校、社会に対する不安や不満、矛盾を
抱えていた時期は私にもあった。
それでも私が家族や他人に憎しみを爆発させることなく、
もがきながらでも生きてこれたのはどうしてなんだろう?

鈍いから。
諦めているから。
自分をオブラートに包んで生きてきた結果が今なんだろうか?


まだもがくばかりで、どこに向かって、
どんな風にこれからを生きていけばいいのか、
どうあれば納得がいくのか、

はっきりとした答えはまだまだ出せそうにない私が今言えるのは、
小説ほど劇的ではないけれど、何度も小さな裏切りを重ねてきた私を、
結局何も言わずに支えてくれる家族の存在はやっぱり大きかったということ。
時には罵りあうこともあったけれど、問題から目をそらすことなく、
本音でぶつかりあってきたから、今を生きていられるんだと、
そう思いたい。
傷つけないように守るのではなく、傷を負った時にどう守ってあげるかが
大切なんじゃないかな、家族って。

全体的に暗くて重い作品で、登場人物それぞれの人生は、
最終巻のタイトル通り「まだ遠い光」だけど、
それでもほんの少しだけ光が差したラストで、
とても清々しい気分になった。
読んでよかった。本当に。

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